10/29の詩人の会、少人数でしたが内容の濃いものだったと思います。
いわば、アトリエの詩人の会のありようというものを小さな光明として見出したような気がしたのです。
詩の朗読会はいろいろなところで開催しています。アトリエは他のところに比べれば、狭いところで人数もたくさんは入れません。音響やスポットライトがあるわけでもない。しかし、その生声に浸かれる狭さゆえ、そしてゆっくり話ができる環境ゆえ、詩人たちが詩の周辺について心ゆくまで話を深める事が出来る。
今回もそうして小さなお部屋で、食事会をするかのように「詩人の会」は始まりました。
よもやま話をしながら朗読が始まり、朗読が終わればその詩につながった各人の思いや感慨を語り合い、いつしか次の朗読が始まる・・・。
詩とその周辺を含め詩人たちがこのようにゆるりと交流を持てる場は、実は数少ないのではないかと思います。
一方で、アトリエはものを作る・ものが生まれる場所でもあります。
詩人の会をきっかけに新たに詩が生まれる、それに付随した形で詩集や同人誌、新たな発表の形式やイベントなどが生まれるような予感がしました。
今回参加できずに作品だけ送ってくださった方もあり、私が読ませていただきました。
もっと読み込んでから朗読すればよかった・・・と少し後悔しつつも、読みながらその作品にフレッシュに魅かれていく自分がそれにたじろぎながらも朗読を続けなければならない、という複雑な体験をさせていただきました(笑)。
ながくなりましたが、サンキュー皆さん。
次回の詩人の会をお楽しみに。